2017.12.17

ジェネリック医薬品の真実

昨今、医療費節減の名目のもと、ジェネリック医薬品を半ば強制的に処方させようという流れがあります。成分が同じで安くなるのだからそっちを使え、としか国はいいません。しかし真実は違うのです。

わかりやすく言いましょう。A社とB社が牛肉のハンバーグを作ったとします。同じ牛肉のハンバーグでも、A社のそれは牛肉以外のたまねぎ、つなぎの小麦粉、油にいたるまで国産のいい物を使い、きっちりした検査をして合格したもののみを使用して作られたもの。その分値段は高い。対してB社のものは牛肉はA社と同じものを使っているが、コストを下げるためにたまねぎや小麦粉、油は中国産の出所のわからないものを使って作られたもの。安全かどうか調べるとコストがかかるので調べていません。見た目は変わりませんが、おなかを壊すかもしれません。でも値段は安い。

国はAもBも同じ牛肉を使っていれば同じものとして売ってもいいと認めています。B社に、牛肉以外の材料が安全か調べる義務も課していないのです。皆さんはどちらを食べたいですか?

ジェネリック医薬品は、いまそんな状況で売ってもいいということになっているのです。ジェネリックが普及しているアメリカでは、入っているもの全てについて安全性を確認する義務をメーカーに課しています。日本はそういう制度がまるでありません。私自身はジェネリック医薬品を処方するとしても、そのメーカーが信頼できるところなのかをできるだけ吟味して出すようにしたいのですが、ジェネリック医薬品を製造しているメーカーに安全かどうかを確認したデータを見せてくれといっても、今まできっちりしたデータを提示したメーカーはありません。なんでないの?と聞いても、調べていないから。だそうです。更には私がどれだけ吟味しても、処方箋を持って行った先の薬局で薬の製造会社を好きに変えられるようになってしまっている昨今では、どうにもできません。

薬のネット販売もそうですが、いずれずさんな安全管理により薬害がおきる可能性はあります。これを読まれた皆さんはそのことを踏まえて、自分の口に入れるものを決めてもらえればと思います。なんでもそうですが、安かろう悪かろう、です。