2018.03.18

久しぶりにいい映画

先日、家族につきあって映画をみてきました。「ちはやふる」という、競技かるたを通した高校生の成長を描くストーリーです。2年前にも映画が公開され、家族にひっぱられて見に行き、そのストーリーに共感し、子供が買ってくる原作のコミックも一緒になって読んでいます。今回はその続編であり、完結編でした。

それまで競技かるたというものはまったく知らなかったのですが、かるたといえば正月にちょっとお遊びで、いうイメージからはかけはなれた、反射神経、戦術、協調性、そして個の力、頭脳、体力が要求される高度な競技であることが新鮮でした。原作は少女漫画なのですが、基本的なストーリーは体育会系で少年漫画的です。登場人物のキャラクターもそれぞれとがっていて、昔読んだ「ドカベン」的な感じです。そこにすこし淡い恋愛のあやを織り交ぜたストーリー展開には少女漫画くささはなく、親父でも楽しめます。あまり詳しいことはネタバレになるので書けませんが、お勧めの作品です。ぜひ前作や原作を見てからいかれることをお勧めします。

一番よかったのは、皆で力を合わせて目標に向かって努力をし、栄光をつかみ取った瞬間でした。青春映画の定番ではあるのですが、自分の学生時代とリンクして、どうしても目頭が熱くなってしまいました。大学時代はサッカー部でしたが、一番大きな大会で優勝を果たしたときのことが思い出されました。人生でうれし泣きをしたのは今のところその時だけですが、それを思い出してつい泣いてしまいました。

2018.03.18

フレイル・ロコモ・そしてサルコペニア

今回もスタッフからの投稿です。

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体の衰え

フレイルとは体の衰えの事ですが、大きく2つに分けられます。筋肉、骨、関節などの衰えによるロコモティブシンドロームと 口腔機能の衰えによるオーラルフレイルです。

整理しますと次の通りです

・ロコモティブシンドローム 2007年 日本整形外科学会

筋肉、関節などの衰えで身体的機能が低下し動けなくなる

・オーラルフレイル  2015年 日本歯科医師会

口腔機能の衰えで栄養が不足し身体的機能が低下、認知症や動けなくなる これは肺炎が3大死因に入った事で摂食嚥下を含めた口腔機能が注目された結果

ロコモティブシンドロームに関しては殆どのリハビリテーション科で実施されていますが、オーラルフレイルに関しては実施施設を探すのが困難な状況です。

口腔機能の衰えの原因に、口が開かず噛めなくなる顎関節症があります。今後増加の傾向にありますが、医科と歯科の狭間にあっていまだに関心は低く、リハビリテーション科での実践例が少ないのが現状ですが、当院では既に実施しています。

健康維持の基本は ①呼吸 ②食事 ③運動です。

呼吸や食事に欠かせない、あごや頚椎の変形に伴う噛み合わせ不良、食道、気道の狭小、不良姿勢に関してのリハビリテーションは理学療法士でも関わりが少ない状況ですので、今後も臨床での研究を重ねていく必要があります。

あごの動きは首の骨と深い関係があります。噛み合わせ力は60㎏位ですが脳からの抑制が解放された睡眠時の歯ぎしり等では物理的に200㎏以上の力が発生します。もちろんそれに対応できる構造にはなっていますが、骨が変形しやすく、不定愁訴と呼ばれる痛み、しびれ、頭痛などを引き起こします。そのための理学療法は高度な手技と慎重さが必要ですが、しかしその場であごの痛みがとれ、口が開くようになった、肩のこりが緩和、首の動きが改善したなど、治療効果が出やすいのも特徴の一つです。また、臨床例から不定愁訴の頭痛や更には更年期症状などにも応用できる事がわかりました。

4月には診療報酬の改定も実施されますが、しっかりと対応していく所存ですので今後ともよろしくお願い申し上げます。

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以上です。

年をとり、肉体や精神が衰えてくると色々な障害を引き起こす素地がでてきます。はっきりとした病気や疾患の診断まで至らない状態のことをさす言葉として「フレイル」「ロコモティブシンドローム」「サルコペニア」などが提唱されています。

「フレイル」は2014年に日本老年医学会という学会が提唱したもので、「加齢とともに心身の活力(運動機能や認知機能など)が低下し、慢性疾患の併存の影響もあり生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態であるが、一方で適切な介入、支援により生活機能の維持向上が可能な状態」と定義されています。年を取って、肉体的にも精神的にも、そして社会的にも衰えてしまう一歩手前の状態という、広範な概念です。主に内科の先生方が言い出したこととなります。

「ロコモティブシンドローム」は、このフレイルの概念のなかの身体的なもの、特に運動器の障害による移動機能の低下した状態を指すもので、フレイルよりも早く、2007年に日本整形外科学会が提唱したものです。主に整形外科の先生方が中心となって様々な活動を行っています。

「サルコペニア」は1989年にRosenbergという医師が「加齢による筋肉量減少」を意味する造語として提唱したものです。これに関してはまだ明確な基準や定義が確率されておらず、サルコペニアがあればロコモティブシンドロームになりやすい、といった位置づけになろうかと思います。まあだいたい同じことを言っているわけですが、色々な科の医師が、自分の土俵でイニシアチブをとりたいといったところでしょうか。要は年を取って弱る前にいい状態を維持したいという方向性に変わりはないものと思います。

私もこの投稿をみて、はじめて知った「オーラルフレイル」は、口から食べ物をこぼす、ものがうまく呑み込めない、滑舌が悪くなる等といった軽微な衰えから全身的な機能低下が進むという概念です。2013年に厚生労働省事業におけるワーキンググループの検討の結果、提唱されました。現在の定義としては、『加齢に伴うさまざまな口腔環境(歯数など)および口腔機能の変化,さらに社会的,精神的,身体的な予備能力低下も重なり,口腔機能障害に対する脆弱性が増加した状態』とされ、2015年には、日本歯科医師会がこれまでの8020運動に加えて新たな国民運動として展開させていくことを決定し、啓発活動も行われるようになっています。

スタッフが書いている通り、頚部から頭部、そして歯の領域は脳外科、整形外科、耳鼻咽喉科、形成外科、歯科といった科が重なり合って担当する部分でありながらお互いの情報伝達に乏しく、いわば縦割り行政のような感じになっています。これらの連携が深まれば、新たな知見や治療法が生まれる可能性のある分野ではないかと考えています。当院での治療実績をもとに学術的な研究をおこない、いずれ発表していければと考えています。

2018.03.18

心ある言葉

しばらく更新できずにいましたが、今回はスタッフからの投稿です。

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初めまして。受付スタッフのひとりです。ブログの初参加に少々緊張しながらも、普段感じていることを楽しく書いてみたいと思います。

 

タイトルは『心ある言葉』

 

「こんにちは!」

私たち受付スタッフの一日は、ここから始まります。当院に来られる患者様と、まず最初にお会いするのが私たちです。病院は、痛みや病気の悩みを抱えた方が来られる場所。カフェやショップ店員さんのような元気な挨拶は求められていないかもしれませんが、自然な笑顔と挨拶はやはり大切だと思うのです。ほんの少し和やかな雰囲気があれば初診の方も安心できるのではないかと。。

そして、これはあくまで私の理想でもあるのですが、言葉を大切に適切に使う事で患者様とのコミュニケーションを図り、リハビリや訓練などで長く通う方のこころの負担がほんの少しでも軽減できればと思います。私たち受付スタッフは院長や看護師さんのように直接患者様の治療にかかわることはありませんが、役割は充分にあると思います。

言葉という人間にしか使えないこのアイテムは使い方次第ではどんな形にも姿を変えます。伝える側の表情やイントネーションひとつでも受け取る側の印象がガラリと変わる。親しい友人や家族なら言葉使いで失敗しても許されるのは信頼関係ができあがっているからです。でも社会の人間関係はそうはいきません。時間をかけて一人一人と向き合うことは至難の業ですし、一度生じた誤解や失敗はなかなか消えません。それでも患者様とクリニックの関係でいち早く信頼関係を築くためには、やはり心ある言葉と対応だと思うのです。

私自身、病院であまり質問しないタイプですが、理由があります。それはやはりクリニックの雰囲気です。院長先生だったり、受付さんだったり。。。下を向いたまま小さな声で「お大事に~」と言われても。。。なんだかなあ。。。と。

たまにしか行かない病院では、そのほとんどが第一印象で決まります(私の場合)。そして最初に感じるものには本質があると思えるのです。自分の体のことなのに聞けないなんて何のために来たのかと思うこともしばしば。聞きやすい環境というのは本当に大切だなと思います。

ちょっとした言葉でホッとする

ちょっとした声掛けで頑張ろうと思う

そのちょっとした言葉があるクリニックで患者様と接して行きたいと思います。

最後になりましたがここからはひとりごとということで。。。。

院長は一見怖そうですが、ぜひ話しかけて見てください。ちゃんと向き合ってくれる先生です。時に治療のことで厳しい意見が飛ぶこともありますが決して怖くはありません!

もし私のように聞きたいことが聞けなかった時は、どうぞ遠慮なく看護師さんや受付スタッフに声をかけてください。しっかり院長にお伝えしますのでご安心を!

明日も心ある「こんにちは~」からお仕事スタートです!!

 

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以上です。投稿してくれた内容は、医療機関における接遇の基本を教えてくれています。そしてその流れでスタッフにフォローされてしまっている私はまだまだ修養が足りません。第一印象、大事だと思います。できるだけ笑顔で、と思います。しかしながらいろんな患者さんがおられます。ニコニコして問診していると、「おまえ、人が辛くて来てるのに、なにヘラヘラ笑ってやがる、態度が悪い!」といって怒鳴られたことがあります。かといってまじめに聞いていると今度は「あの先生は仏頂面で愛想がない」となります。そのバランスをいかにとるか。私にとっては深遠な課題です。でも私の前に来られたからには私の持てる知識と手段をもっていい加減なことをせず、よくなった、といってもらえるように頑張りたい。その気持ちだけは持ち続けたいと思います。

そんな私についてきてくれる、スタッフのみんなに改めて感謝です。